古墳39 藤ノ木古墳  
   
法隆寺の西のほうにある、かの有名な藤ノ木古墳に行ってきました。何で有名かというとこの古墳、未盗掘のまま発見されたのです!!当然副葬品もそのまま!
それはそれはすごい数の副葬品があったのも、その配置状態が確認できるというのもかなり貴重なんです。
法隆寺を出て、西へ向かうとあちこちに藤ノ木古墳の看板が出るので迷わずたどり着くことが出来ます。道路沿いにたくさんの地蔵さんを見たらその右手に見えてきます。
写真をクリックすると大きいのが見れます。ほんとに地蔵さんいっぱいいるんだよ…
こちらが藤ノ木古墳。
現状の大きさは39〜43mの円墳です。築造当初は径48m、高さ9m程だったとされています。石室は南東に開口していますが、扉が取り付けられて中は見えませんでした。横穴式石室で、玄室奥に朱を塗られた家型石棺が安置されていました。
レプリカの藤ノ木古墳の家型石棺です。長さ約2.3m、幅は東側で1.3m、西側で1.17m、高さは蓋も合わせて東側で約1.52m。被葬者は男性2人のようです。
主な棺内遺物は金銅製冠、筒型銅製品、金銅製履(くつ)、銅製大帯、銀製垂飾金具、空玉、ガラス玉、鏡4面、太刀5本、剣1本などが確認されています。

玄室奥壁と石棺との間からも、金銅馬具や桂甲札などが一括して出土しています。

これら副葬品は朝鮮半島系の工人が製作したり、あるいはそうした人々を通じて半島から日本にもたらされたものであるそうです。

古墳の向かい側に石棺のレプリカがあるのであわせて見ると良いね。なかなか貴重なので一見の価値ありかと。藤ノ木古墳があるおかげでしょうか、法隆寺参道のお土産やさんではステキな埴輪を買うことができるので、是非どうぞ。私も2個購入しました。宝物です。
 
2007.7.17
   
◆追記◆  
2007年11月25日再び藤ノ木古墳へ。
随分さっぱりしましたな…。古墳の周りも綺麗に整備されつつあります。
ちょうどこの日、橿原考古学研究所付属博物館で行われている「金の輝き、ガラスの煌き-藤ノ木古墳の全貌-」という特別展の最終日でした。もちろん行ってきましたよ。
藤ノ木古墳から出土したものすごい数の馬具や装飾品などなど。ほんとにすごい数。こんなにもよく入ったな…。ものすごい数のガラスの玉を繋げた飾りや金の冠、金の履。埋葬された方たちが高貴な方たちであったことが一目瞭然よね。ほんとにいいタイミングで行けて良かったです。
   
◆追記2◆  
2009年11月8日、すっかりきれいに公園化された藤ノ木古墳にやってきました。こうやってきちんと残っていくのはいいと思う反面、いったいどこまでが本当の姿なのか…と複雑な気分だったり。石室の入り口にはドアがつけられています。ドアの前に立つとセンサーが反応して一定時間石室の中がぼんやり明かりに照らされて石室内を見ることができます。
   
 
2007.11.25